収穫の喜び・農家の苦労を伝える

更新日:2020年09月09日

JA松本ハイランドは9月5日、「アルプスぶどうオーナー収穫祭」を松本市里山辺のぶどうオーナー園で開き、オーナーや家族ら約110人が収穫を楽しんだ。「アルプスぶどうオーナー」は、松本市が主催する「松本農林業まつり」の一環で、ブドウ栽培を通じて農業の楽しさや苦労を体験し、地域農業への理解を深めてもらおうと実施している。今年は新型コロナウイルスの影響で「松本農林業まつり」は中止となっているが、同オーナー事業は、参加者が同市内中心であるほか、屋外での作業であることから、マスクや消毒などの対策を講じて3密を避けながら実施した。
オーナー園のブドウの品種は「ナイヤガラ」で今年は新規10家族を含む30家族が参加。5月の新梢誘引作業から、摘粒、袋かけ作業など、園主の新井勝由さんやJAの営農指導員の指導のもと、全4回の作業を行った。なかには、自らの区画の様子を毎週見にきて確認する熱心なオーナーも見受けられた。
収穫の前にはJAの営農指導員が収穫方法について説明。枝を残すと病気になることがあるため、付け根からはさみで切り取るなど注意点を伝えた。また、粒のなかに網目状にみえるものがあれば、適度に熟していておいしいブドウになっているサインであるなど、収穫適期の見極め方も指導した。オーナーは、かけられた袋をはずして熟度を確かめながら、収穫したての旬の味を堪能していた。
三世代の家族で参加した飯田崇歩さんは「子どもたちも去年のことを覚えていて、楽しみにしてくれていた。自分で収穫したブドウを味わう貴重な体験をさせてもらい、感謝している」と話し、園主の新井さんは「できる限りの管理をしたが、今年は長雨の影響で、一部病気が見られた。収穫の喜びを知ってもらうとともに、高品質な農産物生産に尽力する農家の苦労も伝わればうれしい」と話した。

収穫の喜び・農家の苦労を伝える

親子で収穫を楽しむ参加者

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