松本ハイランド情報
品質の追求を 野菜部会目揃会で規格を再確認
更新日:2025.06.17

出荷規格を熱心に確認する生産者
JA松本ハイランド野菜部会は6月10日、キャベツ類・グリーンボール・ブロッコリー・カリフラワーの目揃会を松本市のJA笹賀予冷庫で開催した。生産者80人が出席し、出荷規格や出荷時の注意点、農産物安全安心対策などを確認した。今年の作柄は降霜や雨の影響も少なく全体として生育は順調で、品質も上々。例年通り5月下旬から出荷を開始している。
小野靖彦常務理事は「生産資材価格が高騰しているが、生産者の手取り確保に努めていきたい。そのためには、さらに市場から信頼される産地となることが不可欠なので、個々の生産者のみなさんに品質管理を徹底いただき高品質な出荷をお願いしたい」とあいさつした。
全体会議では、JAの販売担当が販売情勢について伝え、「市場からはJA松本ハイランド産の高品質な野菜を求める声が強く、今年は今まで取引がなかった先からも注文がきている。市場の期待に応えるため、安定した出荷をお願いしたい」と話した。
分科会では、品目ごとに営農指導員が見本の野菜を使用して、今年度より変更となった出荷規格や出荷上の留意点を説明。梅雨時期にかけて病害虫が発生しやすいことから、定期的な防除を徹底することを再確認した。
同部会の山本浩貴副部会長は「春の凍霜害もなく、出荷を迎えることができた。今年から出荷規格が変わった品目もあるので目揃会でしっかりと確認し高品質で安全な出荷につとめていこう」と呼びかけた。