松本ハイランド情報
ハウスぶどう出荷スタート 松本ハイランドフルーツの出荷開始
更新日:2025.06.20

出荷されたブドウの品質を入念にチェックする検査員
JA松本ハイランドは6月20日、同JAが販売する果実の統一ブランド「松本ハイランドフルーツ」の先陣をきって、ハウス栽培された「デラウェア」の出荷をスタートした。同JA山辺ぶどう集荷所には朝から生産者2戸がみずみずしいぶどうを持ち込み、検査員が房ぞろいや粒の大きさ、色づきなどの品質を入念にチェックして等級を決定。同JAのデラウェアの糖度規格は18度以上だが、計測したサンプルの糖度は21.1度と基準を大幅に超え、例年どおり高品質なデラウェアに仕上がった。この日集荷された贈答用2kg入り約65ケースとパック規格33ケースのぶどうは、大半が最上級である「秀」に格付けされ、地元市場へと出荷された。
同JAぶどう部会の佐々木浩部会長は「ハウスぶどうは冬から夏にかけての管理が非常に難しいが、生産者のたゆまぬ努力によって今年も初出荷をむかえることができた。燃料や資材価格が高騰しているが、市場から当JA産のぶどうを求める声を数多く聞くので、収量を確保し安定出荷に努めていこう」と呼びかけた。
今年は、5月以降日中の気温が上昇し、昼夜の気温差が開いたことで糖度・着色ともによく、高品質に仕上がっている。
7月中旬からは、巨峰、ピオーネ、黄華、シャインマスカット、ナガノパープルと順次出荷し、露地の「デラウェア」は8月初旬に出荷が始まる見通しだ。同JAぶどう全体の販売計画は16万5400ケースで、約15億8600万円を計画している。