農業や伝統 身近に

更新日:2017年12月02日

松本市の(有)芳川営農とJA松本ハイランド芳川支所、地域の農業関係者らで構成する松本市立芳川小学校のスクールファーム支援会は、同校児童の農業体験をサポートしている。小学校が取り組む「スクールファーム」と一体となって児童に地域農業の素晴らしさを伝えている。
スクールファームは、2001年度から総合学習で「地域の人・もの・こと」を学ぶことを目的に3~5年生までの児童が農業体験を行うもの。毎年、3年生は加工用トマト作り、4年生はホウキモロコシでのほうき作り、5年生は稲作を体験する。
4年生124人は11月中旬、地域の伝統産業として江戸時代から受け継がれる「野溝ほうき」の作り方を学んだ。材料のホウキモロコシは、児童が6月中旬に種をまき、8月下旬に刈り取りしたもの。支援会の窪田好昭さんがほうき作りの説明をし、ほうきを作り続けて75年の「野溝ほうき」伝承者の林久雄さんがホウキモロコシの束を麻ひもで編んで実演した。完成したほうきはクラスに1本ずつプレゼントした。
児童たちは「大人になったらほうきを作る人になりたい」「自分たちが作ったほうきだから大切に使いたい」とうれしそうに受け取った。
支援会の窪田英明会長は「伝統産業に触れることで地域や農業に興味を持ち、助け合うことの大切さも学んでもらえたらうれしい」と話した。

農業や伝統 身近に

児童にほうき作りの技を伝える林さん

このページの先頭へ