今年も糖度・シャリ感のある「JA松本ハイランドすいか」に

更新日:2020年04月10日

県内一のスイカ生産量を誇るJA松本ハイランド管内で4月4日、露地スイカの定植作業がスタートした。今年は暖冬傾向であったが、定植スタート時は早朝の急な冷え込みによる低温障害への対策、5月上旬頃からは照り付けによる苗の日焼け対策に気を配りながら例年通りに作業が進んでいる。定植作業は4月中下旬をピークに、収穫期をずらすため7月上旬まで順次行われる。
松本市和田でスイカを130アール栽培する同JAすいか部会の上原伝一部会長は4月4日、家族3人で約300本の苗を定植した。上原部会長は「東京五輪で国内外の方に『JA松本ハイランドすいか』を食べてもらいたかった。延期になり残念だが、楽しみに待っていてくれる消費者のために糖度・シャリ感のあるスイカを今年もつくりたい」と意気込む。
JA管内では、2013年に起きた大規模な凍霜害の教訓をいかし、多くの生産者がビニールのトンネル内に保温資材の不織布などでさらにトンネルをつくり、苗を2重被覆するなどの対策をしている。また、近年の天候不順に対応するため、同JAでは、「携帯Mネットメール」などを活用し、冷え込みの厳しい日の前には早くトンネルをしめるなど凍霜害対策を呼びかけていく。
同JA産の「JA松本ハイランドすいか」は、標高600~800メートルの火山灰土が堆積する、水はけのよい限定された土壌で生産されている。昼夜の温度差が大きいことにより糖度が増すほか、大玉で実の締まった「シャリッ」とした歯応えが特長。松本市西部から山形村にかけて225戸の生産者が226ヘクタールの作付けを予定し、93万ケース(1ケース2玉)を東京や大阪、名古屋、福岡などの市場へ出荷する計画だ。販売額は25億2,700万円を見込む。

今年も糖度・シャリ感のある「JA松本ハイランドすいか」に

ていねいに苗を植える上原部会長(4日 松本市で)

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