10支所で体験農園

更新日:2019年07月01日

JA松本ハイランドは2019年度、10支所で体験型農園の開園を計画している。19年度からの中期3カ年計画に掲げた基本目標「安心してくらせる地域社会づくりに貢献します」の活動の一環。支所協同活動にも位置付け、組合員と地域に暮らす人々の多面的な協同活動の実践を通じ、食と農を結ぶ共感の醸成を図る狙いだ。
JAは17年度から、主に准組合員や地域住民向けの体験型農園「夢あわせ農園」を松本市今井地区で開始。18年度から他地区でも展開し、今年度は10支所に拡大した。体験内容は各支所で企画。食育を目的に親子や子ども向けに開くものから、産地のファンづくりを目指した大人向けまで、それぞれに工夫を凝らす。
生坂村のJA生坂支所が「夢あわせ農園 山清路ぶどうファンクラブ」では、消費者に特産の「山清路ぶどう」をPRするとともに、地域農業への理解を深めてもらうことを目指した。ブドウの栽培体験に加えて、9月に開く販売イベント「山清路ぶどうまつり」へのスタッフ参加を条件にして、参加者が地域活性化に直接関わるようにしたのが特徴だ。
初回の活動には5組14人が参加した。近隣市町村の他、遠くは岐阜県からの参加者もいた。同支所農家組合、JAぶどう部会川手支部、村農業公社が協力し、50アールのブドウ園で、「巨峰」や「シャインマスカット」の花穂整形作業に挑戦。公社やJAの職員からポイントを教わりながら作業した。
安曇野市から参加した小山妙子さんは「根気のいる作業を実際に体験し、生産者の苦労が身に染みて分かった。今まで以上に食べ物への感謝の気持ちを忘れないようにしたい」と話した。
同支所の丸山政徳担当理事は「山清路ぶどうファンの拡大と農家所得向上だけでなく、村の活性化につなげていきたい」と期待する。

10支所で体験農園

花穂の整形作業をする参加者(長野県生坂村で)

このページの先頭へ