ナガイモ秋掘りスタート 県下一の産地で収穫作業最盛期

更新日:2019年11月15日

長野県内のナガイモ出荷量の7割を占めるJA松本ハイランド管内で、10月29日から秋掘り作業が始まった。収穫時期を待ちわびた生産者が一斉に作業を始め、東筑摩郡山形村を中心に松本市今井地区や波田地区のほ場がにぎわいをみせている。肥よくで水はけのよい火山灰土で栽培されるJA産のナガイモは、粘り、コク、甘みの三拍子がそろっているところが特長で、県内外から人気だ。JAでは品質重視の栽培を行い、ナガイモのつるが黄葉して「アク」が抜け、実が締まるまで収穫しないことを徹底。JA根菜部会で掘り取りの解禁日を決め、統一した品質で出荷している。
今年は、7月下旬までの長梅雨の影響を受け、若干短めではあるものの、形状は順調に生育し、高品質なナガイモに仕上がった。
山形村で75アールを栽培するJA根菜部会の百瀬傳治部会長は「今年は異常気象もあって作りづらい年だった。栄養がたっぷりのおいしいナガイモを消費者にたくさん食べてほしい」と話し、ナガイモが傷つかないようていねいに掘り取っていた。
今年は213戸の生産者が78ヘクタールを作付けし、出荷量は23万ケース(1ケース10キロ)を計画。販売額は6億9000万円を予定している。作業労力を分散させるとともに年間を通じた流通を確保するため、多くの生産者が、11月から12月に収穫する「秋掘り」と越冬させて3月から5月上旬に収穫する「春掘り」を行い、秋掘りが7割を占めている。出荷したナガイモは、県内を中心に流通してJA直営の農産物直売所「ファーマーズガーデン」や地元スーパーなどで販売され、残りは山梨、大阪などの市場に出荷する。

ナガイモ秋掘りスタート 県下一の産地で収穫作業最盛期

掘り取ったナガイモがならんだ

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