売れ行きひと目で

更新日:2017年11月10日

長野県のJA松本ハイランドは、直売所出荷者がスマートフォン(スマホ)などで、売り場の画像をリアルタイムで確認できるサービスの実証実験を始める。追加出荷の判断材料にしてもらい、生産者の利便性を高めると同時に、品ぞろえの充実につなげる。9日、山形村の同JA農産物直売所「ファーマーズガーデンやまがた」で、報道関係者に説明した。
大手IT会社の日本ユニシスが、直売所向け販売支援サービス「つながるファーマーズ」として開発。実証実験は同社とJAが共同で、13日から同直売所で行う。
売り場に設置した5台のカメラが5分ごとに自動撮影し、画像はスマホやパソコンの専用アプリで確認できる。客のプライバシーへの配慮から、クラウドとAI(人工知能)技術を活用し、客の姿を消して配信する。
同直売所は10年以上前から1日4回、メールで売れ行きを報告し、一斉メールで出荷依頼をしてきた。ただ、出荷者がメールを見なかったり、売れ行き確認のためだけに店舗に来たりするケースもあった。サービスの利用で、効率の良い出荷と農業所得向上につなげる他、近隣の直売所と差異化して生産者から選ばれる直売所を目指す。
同直売所の菊池直樹店長は「直売所の最大の魅力は、新鮮な農産物が常に売り場にあること。このサービスで魅力をより高めたい」と期待。同直売所利用部会の大月世志光部会長は「スマホを利用している若年世代が興味を持ち、楽しみながら出荷してくれたらうれしい」と話す。

売れ行きひと目で

スマホで売り場の画像をリアルタイムで確認できる(長野県山形村で)

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