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もも生育順調 主力品種出荷にむけ目揃会

見本を手に取って確認する生産者

JA松本ハイランドもも・なし部会もも専門部は7月21日、ももの主力品種「あかつき」など中生種ももの収穫を前に、管内3カ所で目揃会を開いた。今年は春先の凍霜害があったものの、その後の気温が高かったことや適度な雨による肥大、色づきもよく生育は順調。糖度も高く高品質に仕上がっている。
松本市の今井果実共選所で開いた目揃会には生産者15人が出席。同JAの販売担当者が販売情勢について報告し、最需要期である盆にむけた出荷を呼びかけた。また、同JA営農指導員が出荷規格表をもとに、見本のももを使いながら大きさや熟度、色、果形といった8項目の出荷基準を説明。今後降雨により一斉に熟度がすすむ可能性があることから、反射シートの設置や採り遅れに注意することなどにより、熟度に注意して適期収穫を行うことを確認した。
同専門部役員の田中信弘さんは「いよいよももの主力品種の出荷が始まる。自信を持っておいしいものを出荷していけるよう進めていきたい」と話しました。
今年度はもも全体で約3万2000ケース(1ケース5キロ)を中京や関西、四国などの市場に出荷し、販売額1億円を計画する。