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松本ハイランド情報

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暑さを吹き飛ばせ! 露地すいか出荷スタート

収穫したばかりのすいかを出荷する生産者

JA松本ハイランドは7月3日、露地栽培の「JA松本ハイランドすいか」の出荷がスタートした。今年は定植後の低温による生育の遅れが心配されたが、生産者のていねいな栽培管理により順調に生育が進んだことで、例年並みの出荷開始となった。当日試し切りしたすいかの中心糖度は12.5度と十分な甘さがあり、今年も高品質に仕上がっている。
初日は生産者9戸がほ場検査に合格したすいか2,400玉を、松本市波田のすいか共選所に持ち込んだ。場内検査員の目視による検査とともに、内部品位センサーや各種装置で糖度や熟度を測り、重量や空洞果などを選別して格付けした。同JA管内のすいか生産農家は210戸で、栽培面積は約211ヘクタール。露地すいかの出荷は7月下旬から8月上旬を最盛期に9月中旬頃まで続き、すいか全体で83万ケース、販売高は25億円を計画している。
同JAでは生産者にむけて6月29日に露地すいか出荷説明会を開催し、本格的な出荷を前に規格の再確認を行ったほか、つる枯病やアブラムシの発生への予防防除を呼びかけた。また、生産者の手取り向上を目的として、スマホと連動した「荷受予約システムアプリ」により、生産者とJAとの迅速な情報共有も行う。生産者は出荷予約だけでなく、持ち込んだすいかの選果結果などをアプリで確認し、管理作業の省力化を図る。
7月8日からは、同JA「あぐり資材センター和田」前広場で「すいか村」を開き、旬のすいかを特価で販売する予定だ。