長野ワイン 仕込み本格化

更新日:2019年09月17日

JA松本ハイランドの子会社「ぶどうの郷山辺」が運営する松本市の山辺ワイナリーで、ワインの仕込み作業が本格化している。
11日には、JA管内で栽培された完熟のブドウ「ナイヤガラ」4400キロが持ち込まれた。醸造担当者が次々と機械へ投入し果汁を搾る作業をし、工場内は完熟したブドウの甘い香りに包まれた。
作業は7日にスタート。今年は梅雨入り以降の曇天の影響を受け、生育が遅れたことから、例年より1週間ほど遅れて醸造作業が始まった。これまでに「ナイヤガラ」や「デラウェア」を仕込んだ。
今後は「コンコード」「シャルドネ」などが、契約農家や自社農園などから順次持ち込まれ、10月中旬まで仕込み作業をする。ワイナリーでは、全体で70トン、ワイン7万本(1本720ミリリットル)を醸造する計画だ。
今年の管内産のワイン用ブドウは、酸味がしっかりとしていることが特徴。特に白ワインは、酸味のあるブドウの特徴を生かした爽やかで清涼感のある味わいが見込まれている。
新酒は、11月上旬に開く「2019新酒まつり」で販売を始める予定だ。
醸造責任者の遠藤雅之工場長は「天候不順で厳しい環境の中、品質の高いブドウを栽培してくれた生産者のためにしっかりワインを仕上げていきたい」と意気込みを話した。
ワイナリーは、生食ブドウの産地として歴史のある同市山辺地区を中心にJA管内で栽培された完熟ブドウ100%のワインを醸造。JA農産物直売所やレストランを併設した店舗は、観光客からも好評。毎年行われる「日本ワインコンクール」では、2012年から連続で入賞しており、今年も「2017シャルドネ樽(たる)熟成」などが銀賞を受賞し、確かな品質が認められている。

長野ワイン 仕込み本格化

破砕機に「ナイヤガラ」を投入する醸造担当者

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