生産振興へ新たな農業支援

更新日:2019年01月08日

長野県のJA松本ハイランドは、2019年度からJA独自の新たな農業支援策「夢づくりサポート事業」を創設する。18年度まで行った支援事業の後継事業として、獣被害防止対策や農業機械、設備、施設などの導入への費用助成をはじめとした新規5項目を加えた計10項目のメニューを設定。3年間で1億6100万円の予算を計上する。規模拡大や定年帰農、新規就農など多様な担い手への幅広い支援を通じて生産振興を図り、農業所得増大や地域活性化につなげる考えだ。
新たな支援事業は、JAの中期3カ年計画(19年度から21年度)で掲げる基本目標「農業所得の増大と産地の発展をめざします」を実現するための、組合員支援として策定した。
JAは、先行事業として16年度から18年度までの3年間で1億6700万円余りの予算を組み、「農業元気づくり支援対策事業」を実施。支援実績は3年間で延べ1175戸、1億5000万円に達し、栽培面積にして172ヘクタールの生産基盤の整備・拡大に成果を挙げた。
組合員からは「地域農業の継続、発展に向け、農家に決断を促し、生産基盤の強化につながる事業だった」「既存の生産者だけでなく、新規就農者にとってもやる気を引き出す良い施策だった」などと評価が高く、支援事業の継続を期待する声が多く出ていた。管内の生産基盤の確立と、さらなる生産規模拡大を図るとともに、農業所得の増大を後押ししようと、後継事業の実施を決めた。
19年度からの事業では、獣被害防止の柵やネットへの費用助成、農業機械や設備、施設などの導入への費用助成、農業資金の借入額に対する支援など、生産者の経済的負担の軽減や生産拡大と安定生産を図る五つの支援を新たに設定。これまで実施してきたハウスリース事業や農業後継者支援事業など五つの支援と合わせて全10項目とした。
JAの伊藤茂組合長は「地域の生産者が少しでも元気に、前向きな気持ちで農業ができるよう応援していきたい」と強調する。

生産振興へ新たな農業支援

「夢づくりサポート事業」のちらしを持つ伊藤組合長

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