松本ハイランド情報
もも生育順調で高品質な仕上がり 主力品種出荷にむけ目揃会
更新日:2025.08.01

見本を手に取って確認する生産者
JA松本ハイランドもも・なし部会もも専門部は7月24日、ももの主力品種「あかつき」など中生種ももの収穫を前に、管内4カ所で目揃会を開いた。今年は春先の凍霜害もなく、その後温暖で推移したことや適度な雨によって色づきもよく生育は順調。糖度も高く高品質に仕上がっている。
松本市の今井果実共選所で開いた目揃会には生産者25人が出席。同JAの販売担当者が販売情勢について報告し、最需要期である盆にむけた出荷を呼びかけた。また、同JA営農指導員が出荷規格表をもとに、見本のももを使いながら大きさや熟度、色、果形といった8項目の出荷基準を説明。今後一斉に熟度がすすむ可能性があることから、反射シートを設置し熟度に注意して適期収穫を行うことを確認した。
同専門部の丸山登副部長は「今年も、ももの季節がやってきた。これから暑い日が予想されるが、熱中症に気を付けながら高品質なももを市場に届けよう」と呼びかけた。
同JAの上條滿常務理事は「市場からの高い需要を受け、さまざまな取り組みを展開し付加価値をつけた販売を行なっていく。生産者のみなさまには体調に留意しながら、全量出荷をお願いしたい」と話した。
今年度はもも全体で約3万7,620ケース(1ケース5キロ)を中京や関西、四国などの市場に出荷し、販売額は1億3,700万円を計画する。