松本ハイランド情報
Vol.56 「ピーマンの緑と赤は、違う種類なの?」
更新日:2014.07.18
ほう。それは、主にヨーロッパのハンガリーで生産されるパプリカじゃないかな。神林地区などでも生産していてね、腐ってはいないぞ。ピーマンより大きかったでしょ?
違うよ。大きさはピーマンといっしょだったよ。
ほう。それは一般的なピーマンだよ。緑色のピーマンを収穫しないでほうっておくと、熟して自然に赤くなるんだ。
赤色のピーマンは緑色と味が違うの?
苦味が薄れて甘みが増すんだ。緑色よりも栄養が豊富なんだが、日持ちはしないぞ。
でも、栄養があるなら、みんな赤色にすればいいじゃん。苦味も少ないんでしょ。
緑色は花が咲いてから15日ほどで収穫できるんだが、赤色になるまでには60日ほどかかってしまってね、緑色ほど安く提供できないんだ。生産者と消費者にとってお互い都合のよい緑ピーマンが市場に出回っているんだよ。
友だちにピーマンが嫌いな子がいるから、今度、赤いピーマンのことを教えてみるね。食べられるようになるかもしれないよね。
そうだね。赤いピーマンを食べられれば、緑色も好きになるかもしれないね。
ねぇ、家の冷蔵庫に赤色のピーマンがあってね。ビックリして扉を閉めちゃった。腐っていたのかなぁ・・・。