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松本ハイランド情報

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Vol.56 「ピーマンの緑と赤は、違う種類なの?」

こども:

ねぇ、家の冷蔵庫に赤色のピーマンがあってね。ビックリして扉を閉めちゃった。腐っていたのかなぁ・・・。

大人:

ほう。それは、主にヨーロッパのハンガリーで生産されるパプリカじゃないかな。神林地区などでも生産していてね、腐ってはいないぞ。ピーマンより大きかったでしょ?

こども:

違うよ。大きさはピーマンといっしょだったよ。

大人:

ほう。それは一般的なピーマンだよ。緑色のピーマンを収穫しないでほうっておくと、熟して自然に赤くなるんだ。

こども:

赤色のピーマンは緑色と味が違うの?

大人:

苦味が薄れて甘みが増すんだ。緑色よりも栄養が豊富なんだが、日持ちはしないぞ。

こども:

でも、栄養があるなら、みんな赤色にすればいいじゃん。苦味も少ないんでしょ。

大人:

緑色は花が咲いてから15日ほどで収穫できるんだが、赤色になるまでには60日ほどかかってしまってね、緑色ほど安く提供できないんだ。生産者と消費者にとってお互い都合のよい緑ピーマンが市場に出回っているんだよ。

こども:

友だちにピーマンが嫌いな子がいるから、今度、赤いピーマンのことを教えてみるね。食べられるようになるかもしれないよね。

大人:

そうだね。赤いピーマンを食べられれば、緑色も好きになるかもしれないね。