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松本ハイランド情報

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Vol.51 「野菜の「科」って何?」

こども:

ねぇ、お母さんが、今年の家庭菜園は何をつくろうかと悩んでいてね、元気でおいしい野菜をつくるために野菜を「科」ごとに分けるんだって。科ってなに?

大人:

お母さんは、連作障害のことを考えながら、野菜づくりの計画を立てていたんだよ。野菜などの植物は、大きく「科」ごとに分けられるぞ。トマトやじゃがいもなどのナス科、はくさいやブロッコリーなどのアブラナ科などがあるんだ。科ごとに好きな季節や咲く花など、共通の特徴があってのう、どの野菜がどの科か知ることで、栽培管理がしやすくなるぞ。

こども:

トマトとじゃがいもは仲間だったんだね。

大人:

そうだよ。毎年、同じ場所に同じ科の野菜を栽培すると、生育が悪くなったり、ときには枯れてしまうこともあるんだ。

こども:

枯れちゃうの?同じ場所で仲間の野菜をつくらないほうがいいのね。でも、それは何でなの?

大人:

同じ科の野菜は、かかりやすい病気や害虫が同じことが多いんだ。土の中で、その野菜に対する特定の病原菌が増えてしまったり、必要な養分が同じだから、土の栄養バランスが崩れて生育が悪くなってしまうんだ。

こども:

何かいい解決方法はないの?

大人:

畑のなかで科別にぐるぐるまわす「輪作」というのを長い目で計画することがひとつ。そのほかに、病気に強い接木苗を使うこともひとつの手だよ。