ねえ、公園でお友だちと遊んでいたら、つえを２本持って歩いている人がいたけど、どこか体が悪いのに歩いていたのかなぁ？

きみが見た人は、ウオーキングポールを持って、ノルディックウオーキングを楽しんでいた人だね。もともとは、クロスカントリーのスキー選手が、夏場にトレーニングとして行っていたものなんだよ。

トレーニング？なんだか大変そうだね。

いいや、大変ではないぞ。ノルディックウオーキングのよいところは、年齢性別問わずに楽しめることなんだ。自然を楽しみながら、ノルディックウオーキングを楽しむ人が全国各地で増えているんだよ。

ポールはなんのために持っているの？

ポールを持つことで、自然に背筋を伸ばして正しい姿勢で歩けるようになるんだ。ポールを後ろへ押し出すことで上半身の筋肉を動かして首や肩の血行もよくなるし、膝や腰への負担も和らげてくれるぞ。全身を使って歩くから、通常のウオーキングに比べて１．５倍近い消費カロリーがあるともいわれているんだ。

ポールを持って歩くだけでそんなにたくさんの効果があるのね。

地区のくらしの専門委員や女性部、農家組合の班などで、地元を歩く活動を行っているところもあるから、お父さんやお母さんに場所や時間を聞いて、みんなも参加してみてはどうかな。