メニュー閉じる

松本ハイランド情報

TOP > 松本ハイランド情報 > 広報 > JA松本ハイランドの出来事 > すいか部会販売反省会開催 販売高30億越え

すいか部会販売反省会開催 販売高30億越え

あいさつする瀬川部会長

長野県内一のスイカ生産量を誇る、JA松本ハイランドでは令和6年度の実績が決定。販売額は前年度を4・8%上回る30億5,570万円となった。夏の暑さや出荷前の積極的な商談が好調な実績につながった。
令和6年度の出荷量は、前年度比91%の75万5,196ケース。平均単価は前年度より400円高く、数量減を単価高でカバーすることで、販売額を大きく伸ばしたかたちとなった。
令和6年度実績は、同JAすいか部会が10月30日に同JA波田支所で開いた販売反省会で報告された。部会役員を中心とした生産者や行政、市場関係者ら60人が出席した。
反省会では同JAの営農指導員が生産販売の経過を説明した。春先の低温によって生育の遅れが心配されたが、5月に入り温暖に推移したほか、生産者のたゆまぬ努力によってハウス物は例年並み、露地物は例年より2日早い7月1日より出荷を開始。販売面では、7月中旬以降も気温の高い日が続き、消費環境が非常に良好だったことや、出荷規格や栽培管理が徹底された例年通りの高品質なすいかは、多くの消費者に選ばれ、安定した販売につながったことを報告した。
さらなる品質向上を図るため、急激な気温上昇や集中豪雨など、目まぐるしく変化する気候変動をふまえ、より病気に強く産地に適合した品種の探求を行う。また、スマホと連動した「荷受予約システムアプリ」の更なる活用によって生産者とJAとの迅速な情報共有も行い、管理作業の省力化を図ることなど次年度に向けた方針を確認し、活発な意見交換がなされた。
瀬川俊幸部会長は「次年度以降も新規生産者推進と共選所へ1玉でも多く出していただくようお願いしたい」と話した。