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高品質を追究 ナガイモ栽培現地講習会

スタンド・配送センター

野菜指導員に質問をする生産者(28日、長野県東筑摩郡にて)

JA松本ハイランド根菜部会は8月28日、山形地区本部網室でナガイモ栽培現地講習会を開催。松本農業農村支援センター、JA全農長野の職員らが現在行っている生分解性ネットや排水・潅水試験の中間報告や、今後の栽培管理について伝え、20人が参加した。
生分解性ネットは、令和3年から試験し、本年度は協力部会員を募り実証圃場の面積を拡大して取組んでいる。ネットには十分な強度があり生育に問題はないが、作業性やコストの課題解決が普及への鍵となることが説明された。
また、2年連続して、集中豪雨により畝溝が落ち、形状異常となる被害が増えていることから、被害を最小限に抑える為に排水対策を行い、陥没予防を行うように呼び掛けた。更に、昨年の高温干ばつによる被害を二度と発生させないようにと、部会員全員にアンケートを実施した結果、102枚のアンケートが集まり、形状が良かった生産者の圃場の結果を基に、適正な栽培管理を考察し、干ばつ時でも高品質なナガイモを生産できる確率を上げられる事を説明した。会場には、現在の生育状況を共有する為、試し掘りしたナガイモを展示し、大きさや形状などの生育状況を説明し、今後の栽培管理についてアドバイスも行った。
参加した生産者からは、「異常気象が常態化する中、栽培試験やアンケートの結果はこの地域の特性を知り、品質の高いナガイモを作り続ける上でとても重要。今後も継続して欲しい。」という声があった。