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食味・見栄えで単価アップ 豊水・南水・あきづき目揃会

出荷規格を確認する生産者

JA松本ハイランドもも・なし部会なし専門部は9月3日、豊水・南水・あきづきの目揃会を管内3カ所で行った。同JA波田果実共選所では生産者ら38人が参加し、出荷が本格化する時期を前に、生育状況と出荷規格の確認をした。今年は春先が温暖に推移したことに加え、目立った病害や凍霜害もなく、高品質な仕上がりとなり、豊作が見込まれている。
同専門部の中野一男専門部長はあいさつで「市場や消費者のみなさんが出荷を楽しみに待っている。幸水の収穫を終えたばかりで大変な中だが、引き続きあと1カ月がんばっていこう」と呼びかけた。
目揃会では果実指導担当者が見本を用いて出荷規格を伝えたほか、荷受け日や持込方法、加工用として出荷をする際の出荷方法の確認を行った。また、集荷の際に押し傷がつかないように箱の底に緩衝材となるノバエースを使用するよう伝えた。販売情勢として、消費者の消費傾向が上向いている影響はもちろん、食味の良さや見栄え、荷造りの良さから市場から高い評価を受け、昨年度と比べ1ケースあたり500円以上単価が上がったことを共有。果実指導担当者は「皆さんの選果や荷造りの徹底により、単価を上げることができた。今後も『ハイランドフルーツ』のブランド力を維持できるよう、引き続き丁寧な選別と梱包をお願いしたい」と話した。
豊水・南水・あきづきの収穫は9月4日から始まり、豊水は9月30日、南水は10月10日、あかづきは10月6日まで続く。地元をはじめとして全国へ、和梨全体で65,730ケース(1ケース10kg)を出荷する予定だ。