松本ハイランド情報
先進技術をもつ生産者の取り組みをつなぐ、精鋭生産者9人に委嘱状交付
更新日:2024.05.31
委嘱状を受け取る本木倫吉さん(右)
JA松本ハイランドは営農指導員の育成・養成を目的として営農アドバイザー制度を導入している。同制度は農業生産において豊富な経験と先進技術を持つ生産者を委嘱生産者として任命し、1年間同JAの営農指導員の教育、養成及び管内の生産技術向上を目指す。この取り組みは2014年より実施しており今年で11年目をむかえる。
5月21日、JA松本市会館で委嘱生産者9人を招き、営農技術アドバイザー会議を開催した。田中均組合長はあいさつで「営農指導はJAの根幹であり、日頃若手の営農指導員には生産者の技術や取り組み姿勢を学ぶことが第一歩と伝えている。みなさんには先進技術を持つ生産者として地域の農業振興のためにご尽力いただきたい」と激励した。
会議では同JA田中均組合長から委嘱生産者一人ひとりに委嘱状を交付した。その後は2023年度の振り返りと24年度事業計画を確認したほか、参加した生産者それぞれの取り組みを発表。参加者から「持続的発展と儲かる農業実現のために取り組んでいること」「農業の省力化を目的に長年工夫していること」などそれぞれが持つ先進技術を共有し、学びを深めた。
今後は年2回の会議を通じてアドバイザーの意見集約と更なる農業生産の持続的発展にむけて活動していく予定だ。