JA松本ハイランドでは4月下旬から5月初めの大型連休中、家庭菜園向けに野菜苗や花苗を販売する苗物市を毎年開催している。今年は、4月29日から5月6日にかけて、同JA朝日支所ハイテク野菜苗生産工場隣ガラスハウス、あぐり資材センター寿・和田・川手・筑北、島内支所、山辺ぶどう集荷所、聖南支所など各店で開催した。
4月29日より同苗物市を開催している同JA朝日支所のガラスハウスでは、この日のために約50種類ほどの苗を用意。訪れた買い物客が開店前より列をつくり、営業時間中も客足が途絶えないなど賑わいを見せた。
塩尻市より訪れた青柳洋さん、美和恵さん夫婦は「高品質な苗が安価で手に入るので10年ほど欠かすことなく通っている。我が家の恒例行事になっているので、家族で楽しみながら苗を定植したい」と笑顔で話した。
同JAの上條典泰理事は「近年は新型コロナウイルスの影響もあり外出を控える方も多かったが、今年はたくさんの方に来場いただいたことに感謝している。苗物市を通じて農業に興味を持っていただき、JAのファンづくりにつながればうれしい」と期待を込めた。