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有機的一体化をめざして松本洋菜部会通常総会

あいさつをする上條滿常務理事(19日、長野県松本市にて)

 JA松本洋菜部会は2月19日、JAグリンパルで第59回通常総会を開いた。同部会はJA松本ハイランドとJAあづみの生産者で構成されており、総会には代議員23人が出席。令和5年度の事業報告や令和6年度の活動計画、役員改選など5議案を審議し、すべて可決した。
 上條滿常務理事はあいさつで「気候変動や2024年問題など今までとは違う課題が浮かびあがっている。農業をとりまく環境は大きく変化しているが、みんなで一丸となって協力しあいより良い農作物をつくり各地へ届けていこう」と話した。
 令和5年度は、セルリーの病気にについて情報収集や対策試験に取り組み小規模の発生にとどめた。販売面では、資材価格高騰対策の一環として他社袋の使用試験を実施した。令和6年度の夏秋から袋のデザイン標記を一部削除することで、単価値下げを狙う予定だ。
 パセリは春パセリ作型の育成安定を目的として、県内他産地と連帯しながら平高畝栽培の試験に取り組んだ。高畝による湿害の回避、根張りの向上が認められ、パセリ生産拡大に向けた有用な技術として確認された。
 滝澤広志部会長は「気候変動や資材の高騰で農業をとりまく環境が大きく変化する中、生産者を支える仕組みづくりを今後も連帯しながらすすめていきたい」と意気込んだ。