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都市化が進むなか地域の力で農業を守る 地域住民の農業体験で農業を応援する

ほ場で宮島社長(左)の話を聞く参加者

JA松本ハイランドや(有)芳川営農、芳川農村女性協議会、芳川公民館で構成する芳川地域づくり協議会は6月3日、芳川地区福祉ひろばや近くのほ場で、地域住民を対象とした地域農業応援企画「農業体験」を初開催した。芳川地区は近年都市化が進んでおり、地域の産業である農業を芳川地区みんなで守っていくことを目的としている。当日は公募に応じて5家庭11人が参加した。
農業体験では、同JA芳川支所の役職員が芳川地区の農業の現状や同地区で栽培している主な品種は米であること、農地は約100ヘクタールでディズニーランド約2個分の面積と同等であることを説明。また、同地区内のほ場の約7割を維持・管理する(有)芳川営農の宮島正勝社長からスイートコーンの育て方や家庭菜園でのアドバイスを行った。座学の後には同地区内のほ場で実際に播種したトウモロコシや水田を見学し、参加したこどもたちがトラクターの乗車を体験。その後は芳川農村女性協議会による同地区内で栽培された芳川米のおいしさを知ってもらうためにおにぎりによる試食を行い、参加者は地元の味を楽しんだ。
親子で参加した開島明日香さんは「現在、祖母が主となって農業を営んでいるが、これから家族でいっしょに農業に取り組んでいきたい」と意気込んだ。同JAの本沢岳洋理事は「芳川地区は都市化が進んでいて農地は限られた面積しかないが、農業生産の場に踏み込み地域の農業を学び応援してもらいたい。そのためにこの活動が一助となれればうれしい」と願いをこめた。
同協議会では7月にはトウモロコシの収穫体験、9月には稲刈り、11月には収穫祭を行うなど年間を通して活動を行っていく予定だ。また、参加家庭にはメッセージアプリLINEを使用して同地区の農産物の生育状況などを配信していき、農産物への興味関心を高めるとともに参加者同士のつながりを大切にしていく。