JA松本ハイランドは1月20日、生活文化活動を地域へ広く普及するリーダーとして委嘱している「生活指導普及員」の全体研修会を松本市のJAグリンパルで開き、普及員41人が参加。薬剤師や国際中医薬膳師の資格を持つ中垣英美さんを講師に招き、「身体の声を聴くLesson～東洋医学と薬膳の話～」と題した講演で、東洋医学と薬膳の基礎を学んだ。
講演では、すべての食材にも薬のような働きがあるとする「薬食同源」や自分の健康状態を知り、体に必要な食材を選ぶことで食事から健康になろうとする薬膳の基本的な考え方などを説明。また、日々の健康状態や体質を知ることが重要として、チェックシートを使って自分自身の体質の傾向を確認し、体質別のおすすめ食材を紹介。中垣さんは「今日の自分に必要な食材を知ることで、毎日の食材選びやごはんづくりが楽しくなる。食べることと健康の繋がりを感じ、心豊かに生活してほしい」と話した。
参加者は「日々の食事に体調に合わせた食材を取り入れるという薬膳の考え方を知り、とても勉強になった。今日教えてもらった体質別のおすすめ食材を参考に、試してみたい」と話した。