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次年度にむけて農作物のリレー 農業の持続性を感じてほしい

ていねいににんにくの植えつけを行う園児

JA松本ハイランド山形支所では、支所協同活動の一環として取り組む「夢あわせ農園」で、山形村にある山形保育園の年長園児を対象に野菜作り体験を行っている。園児たちが土に触れ、作物を育て、採れたての新鮮な野菜のおいしさを体験することで、地元の農業に関心をもってもらうことがねらいだ。5月から8月にかけて、スイートコーンと枝豆作りに取り組み、種まきから収穫までの管理や収穫後の畑の整備などを同支所と同支所農家組合、同園の保育士が協力して行ってきた。10月20日には、新たな取り組みとして、来年の年長園児が収穫を楽しめるよう、玉ねぎとにんにくの植えつけも行った。
当日は年長園児52人がJA職員3人の指導のもと定植作業に取り組んだ。JA職員が「にんにくはつるつるになるまで皮をむき、とがったほうを上にして植えよう」と指導すると、園児たちは苦労しながらもていねいに皮をむいて、にんにくの向きを確認しながら土に植えた。玉ねぎは白と赤の2種類を用意。園児は各自好きな色を選んでとると、「おいしくなりますように」「大きくなりますように」と来年の年長園児が楽しめるよう願いを込めながら一つひとつしっかりと土をかぶせて定植した。また、来年度にむけた土づくりの一環として、緑肥にするための麦を播種。手押しの種まき機を使い、園児たちが種まきを行った。
同支所の秋山光支所長は「今年度の新しい取り組みとして、来年の年長園児たちにむけた農作物の植えつけを企画した。農作物をリレー方式で引き継ぐことで、農業の持続性などを感じてもらいたい」と話した。