松本ハイランド情報
防災について考えよう 助けあい、守りあう
更新日:2022.07.15

救急救命士が防災の心得を伝え
JA松本ハイランド女性部新村支部と新村支所くらしの専門委員会は7月7日、同JA新村支所で防災講習会を開いた。万が一災害が発生したとき、自分や身近な人の安全を確保し、被害の拡大防止などに備えることが目的。講習会を通じ、災害を身近なものとして捉え、地域住民が一体となり「助けあい、守りあう」意識を高めた。
講習会には、23人が参加。地元の渚消防署の救急救命士が講師を務め、過去の事例を参考にしながら、避難すべきタイミングや災害に気づいたときに、どんな行動をとるべきかなどを学んだ。また、同地域のハザードマップを閲覧し、洪水や土砂災害の危険性などを確認。参加者は積極的に質疑を行いつつ、防災についての知識を深めた。
講習会後半では、災害でライフラインがストップしたときにむけた「自助」の大切さを講習。防災食の用意のほかにも、普段から賞味期限に余裕のある食品をストックしながら消費する「ローリングストック法」や防災簡易手帳、災害時にも役立つ料理レシピなどを紹介し、防災の心得などを再確認した。
同支部の西牧孝美支部長は「防災は多くの人にとって、興味のある分野ではあるが、日常から意識するのは大変でもある。昨年、新村に避難所が開設されたときも、ほとんどの人が避難していなかった。講習会を頻繁に開催することで、防災について知識を深め、逃げ遅れない意識を持ってもらいたい」と話した。