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自動操舵で田植え GPS付き田植え機で省力化

GPS付き田植え機で田植えをする高山代表 (20日 松本市で)

JA松本ハイランド管内で20日、田植えが始まった。同JA管内では2022年度、20万5000俵の米の集荷を予定し、5月中旬を最盛期に1ヶ月ほど作業が続く。
管内で田植えの先陣を切った松本市笹賀地区の農業法人・タカヤマファームは、この日、今年から導入したGPS(衛星利用測位システム)付き田植え機でコシヒカリ苗150アールを植え付けた。GPSを利用して自動で直進しながら苗を定植することができるため、労力的に余裕を持って田植えに取り組む事ができる。また、今年はGPS付き田植え機の導入に加え、ドローンの活用も検討中のため、試験的に防除剤の散布も併せて行った。
タカヤマファームの高山晴彦代表は「スマート農業の導入で作業の省力化と労力削減につながる。体力的にも余裕を持って取り組めるので、おいしいお米を消費者の皆さんにたくさん食べてもらえるよう、米作りを頑張っていきたい」と意気込んだ。
同法人では管理する水田34ヘクタールを1カ月半ほどで作付けする計画。「コシヒカリ」や「風さやか」「あきたこまち」など品種ごとに田植え時期を調整することで、稲刈りのタイミングをずらし、効率よく作業を進めていく。
同JA管内は、昼夜の寒暖差が大きく病害の発生が少ないことに加えて、生産者の努力で、1等米比率が高く、高品質な米を食卓へ提供している。今年も生産者とJAが一体となって高品質米の生産に取り組む方針だ。