JA松本ハイランドは11月1日、山形村の同JA根菜共選所で秋掘りナガイモの共選をスタートした。今年度は10月28日から掘り取り、29日からJA集荷を開始。3日間で集荷されたナガイモは例年より短めであるものの形状は良く、重量感があり、同JA産ナガイモの特徴である「粘り・甘み・コク」がそろった高品質な仕上がりとなっている。
当日は共選所開きを行い、同JA根菜部会ナガイモ専門部の役員が共選所稼働期間中の安全を願って清めを行ったほか、職員らが実物を見ながら規格を確認した。共選作業が始まると掘り取られたばかりのナガイモが次々とレーンを流れて等級ごとに選別されていき、この日は約600ケース（1ケース10キロ）の共選を行った。今後は1日あたり約1300ケースの共選作業が継続される。秋堀りナガイモの集荷は12月末まで行われる予定だ。
同専門部の瀬川久幸部会長は「日に日に寒くなるなか共選は大変な作業ではあるが、生産者も掘り取り作業に力を入れていくので、協力してよいものを出荷していきたい」と話し、同共選所の三治敬一郎根菜共選所長は「品質管理を徹底しながら、ていねいな選別、出荷を心がけ、松本ハイランドの良質なナガイモを消費者のみなさまにお届けしたい」と話した。