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松本新規就農者育成対策事業修了式・開講式 17期生3人が担い手として独立へ

認定書を受け取る神田さん

JA松本ハイランドや松本市などでつくる松本新規就農者育成対策事業運営協議会は、就農希望者に対し、実践的な農業研修を行うことで、時代の変化に対応できる農業経営者を育成することを目的に「松本新規就農者育成対策事業」に取り組んでいる。
11月4日には、同JAグリンパルで第17期生の修了式と第20期生の開講式を開いた。協議会メンバーや研修生、研修の受け入れ農家ら25人が出席。第17期生3人に修了証を授与し、研修生3人に事業の認定証を交付した。
同JA常務で、同協議会の三村晴夫会長は「今日ここに、3人の農家が新しく誕生したことを嬉しく思う。農業は地域で生きていくということ。日々の1つ1つの積み重ねを大事に、自然や植物に学び、地域の仲間や家族を大切にしながら次代の農業を引き継いでいってほしい」と鼓舞した。
修了生の石丸哲広さんは「3年間、学んできた今井地区への恩返しができるよう、地域の一員となって、役に立てるように努力していく。家族と笑って、楽しく農業に取り組んでいきたい」と力強く決意表明をし、認定証を受け取った研修生の神田猛晴さんは「50歳を目前に食べ物を作るという尊い仕事である農業に興味を持ち応募した。今まで培った経験をもとに、自分らしさをプラスした農業を行えるようにしっかり学びたい」と意気込んだ。
同事業は、長野県の「新規就農里親支援事業」を併用しながら、新規就農希望者が先進的農業者から研修を受ける仕組み。農業の技術や知識を習得するだけでなく、JAや地域と積極的に関わり、地域とのつながりを作ることで円滑に就農ができるように支援する。研修期間は1期3年。JAが独自に行う生産者支援「夢づくりサポート事業」の10項目ある支援策の1つにも位置付ける。修了生の多くは地域の中核を担う農業者として活躍している。