松本ハイランド情報
ナガイモ目揃会を開催 掘り取りは29日から解禁
更新日:2021.10.29

イメージ写真付きの資料で出荷規格を確認する生産者
JA松本ハイランド根菜部会ナガイモ専門部は10月25日から27日までの間、管内8カ所でナガイモの目揃会を地区ごとに開催した。黄葉がすすみ、掘り取りが目前に迫ったナガイモの出荷規格を統一しようと、生産者150人が出席した。
同専門部では品質統一にむけて、掘り取り解禁日を設定。今年度は、28日からツル切り、掘り取りをスタートし、29日からJA集荷を始める。また、同JA産ナガイモの特徴である「粘り・甘み・コク」の三拍子がそろうよう、葉が黄葉したほ場から収穫するよう呼びかけていく。今年は、7月の猛暑や8月の豪雨など厳しい気候であったが、10月中旬に専門部役員が行った試し掘りでは、重量感がある品質の高いナガイモが採れたことから、期待が高まっている。
25日には、JA山形支所で目揃会を開催し、部会員32人が出席した。JAの営農指導員が出荷規格や掘り取りの解禁日などを説明。一本一本形が違うナガイモの細やかな出荷基準を確認するため、イメージ写真付きの資料を使って説明した。
同JA野菜指導センター山形の小松義之センター長は「気象変動が激しく、心配していたが、試し掘りではボリューム感のあるいいナガイモが多く見られた。今年度のできばえに期待するとともに、多くの消費者に特産ナガイモを食べてもらうため、販売に力を入れていきたい」と期待を込めた。
同JAでは今年度、18万ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込み、4億5000万円の販売高を計画する。同JA農産物直売所では、11月上旬から店頭に並べる予定だ。