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排水対策強化へ カットブレーカー実演会

カットブレーカーによる実演を見学する参加者

JA松本ハイランドとJA全農長野は10月20日、松本市で全層心土粉砕機「カットブレーカーmini」の実演会を開催した。ほ場の通気性と透水性を改善し、近年多発している豪雨被害の緩和を図ることが狙いだ。JAでは今年特に雨の影響が大きかった野菜やすいかなどの生産者らを対象に実演会をおこない、粉砕機導入の検討を勧めている。
実演会はコロナ対策として部会や地区ごとに開催。10月20日に開催した実演会には生産者や同JA職員ら約30人が参加した。カットブレーカーminiを使い、土壌粉砕を実演。カットブレーカーminiは地下40~70センチにV字刃によって粉砕部と非粉砕部を作ることで、通気性と保水性、排水性を確保することができ、1反歩を30分ほどで施工できる。参加者は排水対策のしくみについて作業機の近くで確認。粉砕後の土壌の作業性などについて積極的な質疑を行っていた。
同JA営農部野菜特産課の小松博幸課長は「今後も災害級の大雨の発生は予想されるため、大雨に対応できる土壌改良を行い、排水性の向上に努めていくことは非常に重要。今回の実演会も排水対策の一環として参考にしてほしい」と呼びかけ、JA全農長野の宮澤英文さんは「生産者の皆さんに良い農産物を作ってもらうお手伝いを少しでもできればと考えている。今後も雨の被害はなくならないと思うので、アンテナを高く持つことでサポート体制を整えていきたい」と話した。