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児童が昔ながらの脱穀作業を体験 農家の苦労・食の大切さを学ぶ

千歯こきを使って脱穀を体験する児童

JA松本ハイランド山辺支所は、入山辺地区の地域づくり組織「こんな山辺にするじゃん会(正式名称:入山辺地区の将来ビジョンを考える会)」が主体となって行っている山辺小学校児童の米作り体験に協力している。米づくりの過程を学ぶことで農家に対する感謝の気持ちと食べものの大切さに改めて気付いてもらおうと、支所協同活動の一環として取り組む。
10月5日、入山辺地区の10アールの田んぼで松本市立山辺小学校5年生の児童94人が脱穀作業を体験した。児童は江戸時代に普及した千歯こき・唐箕(とうみ)や明治時代に発明された足踏み式脱穀機といった昔ながらの農具と、農業機械のハーベスターを使って脱穀。9月下旬に児童らがはぜかけした稲を一束ずつ運び、それぞれの農機具を使い、農具の進化の歴史を学んだほか、自分たちが栽培に携わった稲がお米になる様子を見て感動していた。JA職員や同会の会員は使い方を教えるなど作業をサポートした。
同会の中澤孝会長は「お米作りを通じて農業の大変さや収穫の喜びを感じてほしい。普段自分たちが食べているお米も農家の苦労があってのことだと感じてもらえたらうれしい」と話した。