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特産ぶどう盗難防止にむけ決起 地域を巻き込んだ「安心な山辺づくり事業」へ

スタンド・配送センター

ブドウ園に防犯カメラを設置する佐々木部会長

JA松本ハイランドは、近年、全国的に多発する高級果実の盗難を防ぐため、長野県が実施する「地域発元気づくり支援金事業」を活用した防犯対策に取り組んでいる。同JA管内でブドウの産地として知られる山辺地区では、昨年、人気品種の「シャインマスカット」を中心に数十万円の被害が出たことから、今年、同地区の農業再生協議会らが中心となり「安心な山辺づくり事業」として、地域ぐるみでの盗難防止対策を講じる。
「安心な山辺づくり事業」では、(1)一昨年からスタートしていたJA青年部と地域住民連携によるパトロールの実施(2)地域住民への防犯啓発チラシの配布による意識づくり(3)防犯設備の設置3つの具体策を実施。県の事業による支援金は、啓発チラシの作成、防犯カメラ・防犯カメラの設置表示プレート・立て看板の購入費用にあてた。防犯カメラや看板は、被害が多く人目につきにくい場所、ブドウ園が多く集まる場所を中心に山辺地区の広域に設置した。また、松本警察署と連携し、パトロール活動の強化を図るなど、JAや生産者だけでなく、行政、地域住民、警察と地域を巻き込んだ盗難防止対策の強化を図る。
8月24日、大粒種ぶどうの出荷スタートを目前に、盗難防止にむけた決起集会を松本市のJA山辺ぶどう集荷所で開催。生産部会の代表やJA青年部、行政関係者など17人が集まり「みんなでブドウを守るぞ!」の掛け声で「おー!」と思いを一つにした。同JA山辺果樹部会の佐々木浩志部会長は「農産物の盗難は生産者にとって死活問題。地域のみなさまと一緒になって対策をしていきたい」と話した。