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職員の連携で特殊詐欺を未然に防止 警察から感謝状を受け取る

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感謝状を受け取る吉澤さんら

JA松本ハイランド四賀支所と同支所職員の吉澤佳代さんは8月20日、特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、長野県松本警察署から感謝状を受け取った。吉澤さんは、2018年に前勤務地である島内支所でも特殊詐欺を防ぎ、感謝状を受け取っており、今回が2回目となった。
事件が発生したのは6月4日。松本市内在住の90代女性が高額の出金をしようとしたことから、吉澤さんが用途を聞くと「孫から電話があり、カバンをなくしてしまい200万円が必要のため、上司といっしょにお金を取りに来ると言っていた」と話した。オレオレ詐欺を疑い、事実確認をしたところ詐欺であることが発覚した。
同支所管内は、一人暮らしの高齢者が多く、普段から支所職員に高額出金の使途確認を徹底していたことや、話を聞き、すぐに怪しいと判断して役席者に相談した吉澤さんの対応、被害女性の自宅に赴き、家族に連絡を取るなどした支所職員の連携力が詐欺の未然防止につながった。
吉澤さんは「詐欺が身近に起きていることを実感し、日ごろの積極的な声がけの大切さを感じている。自分の名前で感謝状をいただいたが、支所職員の協力があって防止できたことだと思う」と話し、同署の山越哲(やまこし・さとし)署長は「特殊詐欺はいまだ相当数発生しており、警察としても被害ゼロをめざしている。金融機関の水際対策なくして撲滅はできないので、今後とも日ごろの対策にご協力いただきたい」と話した。