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シニア世代向け就農セミナーで講演 多様な働き方で農業支援

講演を行う浅田次長

JA松本ハイランドや松本市などで構成する松本市生涯現役促進協議会は5月26日、JAグリンパルでシニア世代向けの就農セミナーを開いた。同協議会の高年齢者の就労啓発事業の一環として、農業分野での就労を希望する55歳以上の同市在住者や事業者を対象に開催され、25人が参加した。
セミナーでは「松本管内の農業の現状と労働力支援事業について~美味しい野菜と果物づくりの支援~」と題して、同JA営農部浅田敏之次長による講演が行われた。JAの概要や管内で生産する農畜産物について紹介したほか、農業者の高齢化や離農の増加、後継者不足など農業の担い手が不足している現状を伝えた。また、農家が人手を必要としている現状を踏まえて、無料職業紹介所事業や「結い(助け合い)」の精神に基づき市と連携して農業支援を行うアグリサポート事業・デイリーサポート事業、労働力の足りない農家と障がい者の農業分野での就労を支援する農福連携事業といった、JAが取り組む農業支援事業について説明。そのほか、LINEWORKSによる求職者と農家のマッチングや、農繁期にスポット的に忙しくなる農作業と、週末や1日数時間だけといった多様な働き方とのマッチングが手軽に可能となる農業マッチングアプリ「デイワーク1日農業バイト」の積極的な利用を呼びかけた。参加者はメモを取りながら熱心に聞き入っていた。
浅田次長は「農業を維持していくためにも働き手の確保は必要不可欠。自身のライフスタイルに合った働き方を見つけてもらい、農業にお力添えをいただきたい」と話した。