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ぶどうオーナー園が開園 農家の苦労と収穫の喜びを体験

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オーナーに作業ポイントを説明する新井さん(左)

JA松本ハイランドは5月15日、「ぶどうオーナー」の開園式を松本市里山辺地区の園地で開いた。消費者に地域農業への理解を深めてもらうことを目的に、松本市およびその近隣地域からオーナーを募集して開催。今年度は新規1家族を含む30組のオーナーが参加した。
同オーナーは、収穫だけのイベントではなく、房づくりや袋掛けなど全4回の作業講習会に参加し、オーナー自身が栽培管理をする。「ナイヤガラ」を栽培する15アールの園地の1部を約37平方メートルずつ30区画に分け、オーナーに割り当てている。秋の収穫まで、各自で園に通い管理作業を行うが、中には毎週訪れる人もいるなど、収穫以外の作業も楽しんで行っている。
当日は、ブドウ農家の新井勝由さんが提供するオーナー園で開園式を行った後、同JA果実指導員が初回の作業を説明。全ての枝に均等に栄養が行くように、多くつきすぎている芽を減らす芽かきの作業を行った。オーナーは新井さんや指導員に積極的に質問をしながら、慎重に作業を進めた。
今年でオーナー3年目を迎える大町市の大西正一さんは「オーナーになる前は家庭菜園ほどしか農作業に携わったことはなかった。オーナーになって、ぶどう農家の方々の苦労を知った。毎年、孫たちがすごく喜んでくれるのが嬉しくて今年も申し込んだ。秋の収穫にはぜひ、孫を連れてきて収穫体験をさせてあげたい」と話し、園主を務める新井さんは「収穫まで作業は大変だが、頑張って作業を行ってもらいたい。自分で育てたものを収穫する喜びを感じてもらえたら嬉しい」と期待を込める。