JA松本ハイランド直営の農産物直売所「新鮮市場ききょう」は3月17日、同JA塩尻支所で第8回通常総会を開き、部会の代議員やJA役職員ら30人が出席した。令和2年度の事業報告や令和3年度の事業計画など全4議案を審議し、すべて可決した。
令和2年度の事業報告では、コロナの影響によりイベントの開催は自粛したが、POPの活用やディスプレイの工夫による農産物のPRに努めたことを説明。生産者の持ち込みが年間を通じて順調であったことや巣籠もりによる自炊・内食の需要が増えたことにより、店舗全体の販売額は3億5500万円（前年比122％）となった。そのうち生産者直売品の販売額は1億8500万円（前年比114％）となり、生産者の所得向上に貢献したことを報告した。
令和3年度は「Sプラス3A」（新鮮、安全、安心、安定価格）を合言葉に、部会員の農業所得向上と消費者から信頼される直売所づくりに取り組んでいくことを確認。消費者とのふれあいによる生産意欲の向上と店舗独自の特産品の販売により楽しく魅力ある直売所運営をめざす。
総会では役員の改選も行われ、部会長に広丘地区の三村力知さん、副部会長に片丘地区の濱憲二さん、広丘地区の竹下静江さんが選ばれた。三村部会長は「みなさんのご協力をいただきながら、一生懸命努めていきたい」と意気込んだ。