松本ハイランド情報
農業後継者支援事業令和2年度下期支援金授与式を実施 JA独自支援で親元就農者を応援
更新日:2021.02.24

横内副組合長から認定書を受け取る事業申請者
JA松本ハイランドは2月19日、松本市のグリンパルで農業後継者支援事業支援金授与式を開いた。JA独自の支援策「夢づくりサポート事業」の一環として、親元に就農する若手農業者が、安心して農業に取り組めるよう支援しているもの。新規就農者へは国や行政からの手厚い支援がある一方で、親元就農者に対する支援が少ないため、就農意欲のある後継者を後押ししようと、2017年からスタートしたものだ。
当日は、常勤役員や事業申請者ら14人が出席。同JAの横内一郎副組合長が、事業申請者の5人に支援金を手渡した。横内副組合長は「この事業がみなさんの背中を押すきっかけになったら嬉しく思う。これから、地域の人々をまきこんで活躍してもらいたい」と鼓舞した。就農して3年目を迎える塩原晋さんは「昨年、アスパラガスの栽培を増やした。支援金を有効活用することで、今後さらに増やして農業を発展させていきたい」と意気込んだ。
同JAでは、令和ゆめプラン中期3カ年計画(19-21年度)で取り組む「夢づくりサポート事業」の10項目ある支援策の1つに位置付け、3カ年で1200万円の予算を計上。1人あたり、40万円の支援金のほか、結婚お祝い金や大型特殊免許取得支援など多面的に支援を行う。支所ごとに支援を希望する若手親元就農者を募集し、今年度は上期とあわせて8人を支援した。