JA松本ハイランドは11月27日、オリジナル加工品「オレたちのセロリポタージュスープ」の販売をスタートした。1袋300g入り500円（税込）で、冷たいままでも温めても味わうことができ、同JAの農産物直売所「ファーマーズガーデン」4店舗と畑の彩り館きろろで購入することができる。
同商品は、同JAやJAあづみの生産者で構成する松本洋菜部会のセルリー研究班が、5年ほど前に開発したもの。昨年、一昨年は製造していなかったが、同JA産農産物のブランド強化を目的にJAが企画し、復刻版として再販売した。地元産セルリーの消費拡大のほか、販売品目が少なくなる冬季の農産物PRを狙う。
同部会員が生産したセルリー200キロを原料に安曇野市のセントラルフーズ（株）が加工し、2000パックを製造。茎のみを使用することで独特の匂いを抑え、子どもや、セルリーが苦手な人にも食べやすくなっている。来年の春作セルリーの収穫時期にも再び製造・販売する計画だ。
同部会の滝澤広志部会長は「地元産のセルリーをふんだんに使った一品。アレンジ料理にも挑戦して食卓を彩ってもらえたらうれしい」と話し、同商品の製造を企画したJA営農部販売開発課の上條雄課長代理は「加工品にすることで地元農産物のおいしさを冬にも味わっていただける。ぜひセルリーに苦手意識があるひとにも食べていただき、おいしさを知ってほしい」と話した。