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株養成順調 最盛期の出荷量確保へ

見本の花で出荷規格を確認する生産者

JA松本ハイランド花き部会共選部アルストロメリア専門部は10月14日、松本市のJA花きセンターで出荷最盛期を前に秋作アルストロメリアの目揃会を開き、生産者10人が出席した。
目揃会では、全農長野の担当者が今年度の花きの販売情勢を報告。コロナ禍で、通信販売を利用して花を贈るなど家庭内需要が増えていることから、今後、年末年始の需要の見込みを説明し、需要期の販売強化にむけて出荷量の確保を呼びかけた。また、JAの営農指導員が今後の栽培管理について、朝晩の冷え込みが想定されることから、花を凍らせないよう暖房器具を早くから準備しておくことなどを伝えた。
アルストロメリアは、1つの株から60本~70本ほどの花を収穫し、4年間同じ株を使うことができる。今年は、株の養成期である7月に曇天が続いたことで花芽の生長が抑制され、十分な栄養を株に蓄えられていることから、出荷数量の増加が期待される。同JAでは今年度、夏作とあわせて1万5,000ケース(1ケース40本)を東京、名古屋、大阪などへ出荷し、3650万円を販売する計画だ。
同JA花きセンターの柳沢和幸さんは「今年は異常気象が続き、今後も例年とは異なる天候となることが想定される。天候にあわせた慎重な温度・水管理を生産者に呼びかけ、出荷量の確保につなげていきたい」と話した。