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松本ハイランド情報

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Vol.39 「霜柱ってどうしてできるの?」

大人:

12月になってだいぶ冷え込むようになったが、かぜなどひかず元気に過ごしているかな?どころで、寒い朝にできる霜柱というものを見たことがあるかな?  

こども:

うん、見たことあるよ。足で踏むとサクサク音がして楽しいよ。でも、どうして霜柱ができるの?

大人:

霜柱は地表の水分が凍って表面の土を押し上げ、地中の凍っていない水分が地表に吸い上げられてまた凍る、といったことを繰り返してできる氷の柱なんだ。霜柱の一番上には地表の土が持ち上げられているのを見ることができるぞ。 

こども:

じゃ、霜柱は水が凍るような寒い日にできるのね。

大人:

そうだね、寒い日といっても、土の中の温度が0℃以上で、地表の温度が0℃以下という条件が必要なんだ。土の中の水分まで凍ってしまうと霜柱はできないぞ。それから表面の土も踏み固められた土や水はけのよい砂、水はけの悪い粘土質の土では霜柱はできにくく、耕した畑のなどの湿り気のある土の方ができやすいんだよ。

こども:

ふーん、ただ寒いだけじゃ霜柱はできないんだね。今度わたしも寒い朝に霜柱を見つけて観察してみよっと。

大人:

最近では畑や田んぼが減って地球温暖化がすすみ、霜柱を見る機会が少なくなったという話も聞くなぁ。寒い朝にサクサクと霜柱を踏むという自然を感じることのできる環境を、いつまでも守っていきたいね。