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松本ハイランド情報

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Vol.40 「どうしてくだものの枝を切るの?」

こども:

ねぇ、このまえぶどう畑で農家の人が作業をしてたけど、何をしていたのかな?

大人:

きみが見たのは、剪定といってぶどうの枝を切る作業のことだね。

こども:

こんな寒い時期にどうして枝を切るの?せっかく大きくなったのに。

大人:

ぶどうやりんご、なしなどは冬になると葉っぱが落ちて木が眠るんだ。これを休眠というんだけど、この眠っている時期に木の枝を切ることで、おいしいくだものができるようになるんだ。剪定はくだものをつくるうえでとても大切な作業なんだよ。

こども:

でもどうしてこの時期でなければいけないの?もう少し暖かい時期にはできないの?

大人:

春になって暖かくなるとくだものの木が新しい芽を出そうとして動きはじめるんだ。そんなときに剪定をしたら木の中にある栄養が切り口からこぼれてしまうんだよ。だからくだものの木が眠っている時期でなければいけないんだ。

こども:

そうか、だから寒いこの時期でないといけないんだね。農家の人はこんな寒い時期から仕事をしているんだね。

大人:

そうだよ。くだものばかりでなくビニールハウスの中では、野菜の種まきも始まり、もう芽が出ているものもあるぞ。外はまだ寒い日がつづいているが、今年の農業生産はもう始まっているんだよ。