メニュー閉じる

松本ハイランド情報

TOP > 松本ハイランド情報 > 広報 > JA・農業って?(キッズ) > Vol.21 「どうして種をまいた後に水をかけるの?」

Vol.21 「どうして種をまいた後に水をかけるの?」

大人:

毎日寒い日が続いているけど、風邪などひかないで元気に過ごしているかな?
2月に入ってそろそろ育苗ハウスの中では野菜の苗が芽を出しているところもあるよ。

こども:

外はまだ寒いのに育苗ハウスの中では、もう野菜の苗が芽を出しているんだね。

大人:

そうだよ。早いところでは3月に入れば畑に苗を植えるんだ。そうして雪や寒さで枯れないように保温資材をかけて苗を保護しながら、生育させるんだよ。

こども:

もう野菜の生産が始まっているのね。
ところで、どうして野菜の種をまいた後に水をかけるの?

大人:

それはね、土にまかれた種は乾燥していて水分があまり無い状態なんだ。そのままでは芽を出すことができないから、水をかけて水分を与えてやることで、種が生長し芽がでるんだよ。

こども:

種に水をかけると水分を吸収して芽が出るんだね。

大人:

その他にも温度や酸素が必要で、一般的にはこの3つのどれかひとつでも欠ければ種は芽を出さないんだ※。それぞれの種の種類によっても、芽が出るための必要な水・温度・酸素の量には違いがあるんだよ。

こども:

水と温度、酸素が植物の生長には大切なのね。

大人:

でも、あまり水をやりすぎたり温度が高すぎたりすると、かえって芽が出なくなってしまうから、注意が必要なんだ。また、種をまいた後に土をかけるんだけど、その土がたくさんかかりすぎると酸素が不足して芽が出なくなってしまうんだよ。

こども:

そうか、水分も温度も酸素も適量が一番いいってことだね

大人:

そうだよ。春になって野菜や花の種をまく機会があったら、上手に芽がでるように挑戦してみてはどうかな。

※(酸素を必要としない種もあります)

0802-01.jpg

育苗センターでの種まき

0802-02.jpg

育苗センターでの水くれの様子