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松本ハイランド情報

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Vol.16 「調べてみようトマトの秘密」

大人:

トマトは好きかい?

こども:

大好きだよ!いつも丸ごとかじって食べるよ!

大人:

それでは今回はトマトについて勉強してみようか。トマトはどうして赤い色をしているのか知っているかな?

こども:

うーん、トマトの栄養に関係があるんじゃないかな・・・。

大人:

トマトが赤いのは「リコピン」という色素が含まれているからなんだ。このリコピンはトマトが熟せば熟すほど多くなるので、最初は青かったトマトが熟すにつれて赤くなるんだよ。

こども:

ふーん、そうなんだ!

大人:

トマトにはそのほかにもビタミンAやC、カリウムなど、体にいい栄養素がたくさん含まれているんだ。もう一つ質問だよ。トマトは雨が好きかな?それとも苦手かな?

こども:

うーん、トマトを食べると水分がたくさんあるから、雨が好きじゃないかな!

大人:

実はトマトは雨が苦手なんだよ!トマトはもともと南米のアンデス地方が原産といわれていて、この地方は雨が少なく、太陽にあたっている時間が長いんだ。だから雨にあたるとトマトが病気になったり、実の皮が破けたりするので、トマトは雨が苦手なんだ。トマトを栽培しているところを見ると、ビニールハウスや雨よけハウス、ガラス温室の中で栽培するものもあるんだけど、あれはトマトが雨にあたらないようにするためなんだよ。

こども:

でも、畑に雨よけをしないで、そのまま生えているトマトもあったよ?

大人:

それは「ジュース用トマト」といって、トマトジュースなどをつくるための原料なんだけど、畑の地面を這うように栽培されているんだよ。ジュース用トマトの生産量は長野県が全国で1位なんだよ。

こども:

1位!?たくさんつくっているんだねー!

大人:

そうだよ。さっきいっていたビニールハウスの中などで栽培しているのは「生食用トマト」といって、生で食べたりするトマトになるんだ。トマトは今では1年を通して食べることができるけれど、本来の旬は夏なんだ。旬のトマトをたくさん食べて、元気に夏を過ごすんだよ。

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生食用トマト

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ジュース用トマト