松本ハイランド情報
Vol.8 「白菜って霜にあうとおいしくなるって本当?」
更新日:2014.07.10
この前学校に行くときに真っ白になった白菜を見たけど大丈夫なの?
それは霜にあった白菜だね。白菜は強い霜が何回もおりると傷んでしまうけど、少しくらいの霜なら大丈夫なんだ。それに霜にあたると白菜の甘味とうまさが増すんだよ。
へー!どうして白菜は霜にあたるとおいしくなるの?
それはね、霜にあたり弱った白菜は何とかして生き残ろうとするんだよ。そのために葉に栄養分を蓄え、デンプンをブドウ糖に変化させるんだ。こうすることで霜にあった白菜はおいしくなるんだよ。
生きるために自分で何とかしようとするなんて白菜ってすごいんだね。他にも霜にあうとおいしくなる野菜ってあるの?
そうだね、白ねぎや野沢菜も霜にあうことで、やわらかくなりうまさが増すんだよ。野沢菜は霜にあったものを漬けるとやわらかくておいしいんだ。
霜にあうとおいしくなる野菜があるのはわかったけど、冬になって雪が降っても大丈夫なの?
いくら生き残ろうとしても、やはり冬の寒さや雪にはかなわないんだ。だから、霜に数回あわせてうまさが増してから収穫するんだよ。
白菜が少し甘くてシャキシャキしていておいしいのは霜のおかげなんだね。早く白菜がたくさん入った鍋が食べたいな!
白菜はただおいしいだけではないんだよ。ビタミンCやカリウム、鉄、カロチンなどの栄養を多く含んでいるから風邪の予防にもなるんだ。これから寒い季節には、白菜をたっぷり入れた鍋を食べて元気に冬をのりきろうね。
白菜のちょっと知っ得
白菜は英語でチャイニーズキャベツといい、日本には明治初期ごろに入ってきました。
結球、半結球、不結球の3タイプがあり、結球タイプでも円筒型や黄心型など、さまざまな種類の白菜があります。
日に日に寒くなり、これからの季節は朝霜がおりて庭や畑が白くなる日が多くなるね。