松本ハイランド情報
中生種りんごいよいよスタート 最盛期にむけ規格を確認
更新日:2025.09.29

見本を手に取り出荷規格を確認する生産者
JA松本ハイランドりんご部会は9月22日から24日にかけて、出荷最盛期を前に「シナノスイート」や「秋映」を中心とした中生種りんごの目揃会を管内8会場で開いた。梅雨明け以降の高温で着色はやや遅れ気味ではあるものの、雨が少なかったことから糖度がのり、高品質なりんごに仕上がっている。
松本市の今井果実共選所で開いた目揃会には生産者約100人が出席。同JAの販売担当者が販売情勢を伝えたほか、営農指導員が規格ごとに分けた見本のりんごを示しながら、大きさや熟度など12項目の選別基準について説明。今後は着色管理の徹底や収穫の際にゲージを使って大きさの規格を確認することなどを呼びかけた。
同部会の太田聡志部会長は「夏の暑さを乗り越えたりんごが秋の訪れととも本格的な旬をむかえ、さまざまな品種がリレー形式で登場します。品種ごとに味や見た目が違うので、ぜひ食べ比べて、お気に入りのりんごを見つけてほしい」と話した。
同JAでは早生種「つがる」に続き、中生種主力の「シナノスイート」、「秋映」、「シナノゴールド」で9万3710ケース(1ケース10キロ)を地元や中京、関西、九州などの市場を中心に11月上旬まで出荷する計画。11月上旬からは同JA産りんごの主力「サンふじ」の出荷が始まる予定だ。