JA松本ハイランド花き部会共選部アルストロメリア専門部は4月10日、松本市のJA中信会館でアルストロメリア生産販売検討会を開いた。生産者や市場関係者ら27人が参加し、昨年度の生産販売経過を振り返るとともに、今年度の生産販売方針について確認した。
同部の矢嶋浩幸専門部長は「昨年度は環境に恵まれて販売高は過去最高となる1億576万円となった。今年度はより上を目指していけるよう、今日の会議で検討していこう」とあいさつした。
JA全農長野の担当者が県内の販売情勢について説明。猛暑の影響で出荷量が減少した時期もあったが全体的には高単価で推移し、特に11月以降単価が上昇し年末年始も高値が続いたことを報告した。
市場からの意見要望として、高品質な当JA産のアルストロメリアの安定出荷を望む声が上がった。令和7年度生産販売方針について、生産者間での情報交換による販売技術向上、気候変動に対応したほ場管理の実施を行なっていくことを確認。また、高品質な国内産花きを求める消費者ニーズに応えていけるよう、個別にほ場巡回を実施していく予定だ。