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松本ハイランド情報

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収量向上を目指し初開催 ピーマン現地栽培講習会

スタンド・配送センター

ほ場を見学する生産者

JA松本ハイランド野菜部会果菜専門部は、8月29日ピーマン現地栽培講習会を行い生産者22人が参加した。
近年、7月下旬以降は極端な高温乾燥により、尻腐果・日焼け果などの生理障害が多発している。そのため、同専門部では生理障害の軽減を図るために、ソーラー発電を使用した蓄電池式自動灌水装置の実証試験を実施。実証圃は、同専門部の小林満男専門部長のほ場で、使用感や使用方法について学んだ。
事前講習として、同JA指導係から栽培管理や自動灌水装置「ソーラーパルサーe」の概要について説明。導入によって高温乾燥によって発生する生理障害を防ぐことができるだけでなく、一般的な灌水装置より比較的安価に導入できることや潅水作業の大幅な省力化等、様々な利点があることを説明。また、長野県の補助事業が活用出来れば、導入コストを軽減できる旨を伝えた。
ほ場の講習では、実際に装置の仕組みや使用方法を動かしながら説明。また、整枝作業の注意点なども併せて伝えた。参加者は「今年は暑くてこんなにうまくは作れなかった」「自動で水やりをすることができたらずいぶん楽になる」と感嘆の声をあげ、自動潅水装置の仕組みや管理方法について積極的に質問した。
小林専門部長は「タンクに水を入れる作業以外は潅水で苦労することなく、非常に助かった。上手く取り入れて、みんなで収量を増やすことができたら嬉しい」と話した。