松本ハイランド情報
りんごの出荷はじまる 目揃会で出荷規格を統一
更新日:2024.08.13

見本を見ながら出荷規格を確認する生産者
JA松本ハイランドりんご部会は8月9日、管内8カ所の会場で早生りんご「つがる」の出荷規格目揃会を開いた。松本市の果実共選所には部会員約80人が出席し、出荷最盛期にむけて出荷規格や荷造りの注意点を確認した。
上條滿常務はあいさつで「今年は春に大きな凍霜害が無く、昨年以上の出荷量になることを期待している。生産者のみなさまのたゆまぬ努力の甲斐もあり玉伸びは順調。猛暑が続いているので体調管理をしながら、適期収穫を心掛けてほしい」と話した。
目揃会では全農長野の職員が全国の販売情勢を報告。他産地の出荷ピークは9月以降であることに対し、同JA産のつがるは市場からの評価が高く特にお盆後のニーズが強いことから8月中から、こまめな出荷をするよう呼びかけた。その後は営農指導員が規格ごとに分けた見本を示しながら大きさや着色、日焼け、サビなど全12項目の注意点を説明。また、今後も厳しい暑さが続き一気に着色することが予想されるため、出荷時期を逃さないことに加えて熱中症への注意喚起を行った。
今年は13日より出荷がスタートし、つがるの予定数量は11万7000ケース(1ケース10キロ)を計画している。