メニュー閉じる

松本ハイランド情報

TOP > 松本ハイランド情報 > 広報 > JA松本ハイランドの出来事 > 大麦「ホワイトファイバー」初収穫 例年より1週間早まる

大麦「ホワイトファイバー」初収穫 例年より1週間早まる

ホワイトファイバーを刈り取る草間さん

JA松本ハイランド管内で、もち性大麦「ホワイトファイバー」の収穫がスタートした。同JA管内では、199ヘクタールでホワイトファイバーを栽培しており、収穫総量は755トンを見込む。
5月30日、寿地区で栽培をしている草間弘秋さんが、同JA管内初の収穫を行った。10月中旬に行った播種作業から順調に生育し、春先の気温が高かったことから、平年よりも1週間から10日ほど早い初収穫となった。4月の凍霜害の影響もあったが、生産者の努力により、例年通り良品質で出荷が可能となった。同JA産のホワイトファイバーの刈り取りは、6月上旬にピークをむかえ、ライスセンターで製品化し、県内外へ出荷する。
「ホワイトファイバー」は長野県農業試験場が平成27年に開発した「もち性」の大麦で、もちもちでぷりぷりした食感と、従来品種と比べ粒が白いことが特徴。食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境の改善、血糖値上昇抑制、血中コレステロール抑制などの効果がある。また、腹持ちがよくダイエット食品としても注目されていることから、近年需要が拡大している。
草間さんは「5月中に収穫を行ったことは今までになく、驚いている。皆さんにおいしく食べてもらえるよう、良質なホワイトファイバーの出荷に努めていく」と話した。